ペット購入前に読むべき!悪徳ブリーダーの特徴と回避方法

いつになっても減っていかない悪徳ブリーダー。
実際に悪徳ブリーダーからプードルを購入したしずくさんから
絶対に失敗しないブリーダー選びについて教えて頂きます。
こんにちは しずくです。
今日は、私の体験から良いブリーダーさんの見つけ方をお伝えしようと思います。
私はトイプードルが欲しいなと思ってネットで見ていたら、あるブリーダーさんの載った
募集サイトに目がとまりました。
結構きれいなサイトだったのでりんなちゃんの説明を見て画像を送ってもらいました。送られてきたりんなちゃんの画像は遠目で服を着せられた綺麗系のワンコに見えたのですが…
業者さんの対応は丁寧な感じだけど何だか急がされている気分でした。
なんと決めて次の日にりんなちゃんが送られてきたのです。
割れをガムテープで直した小さなランチボックスに押し込まれて送られてきました。
ランチボックスの上にはチワワちゃんの予防接種証明書が貼ってありました(汗)
開けてびっくり!可愛いより先に『くさっ!』が第一声です。
爪はアリクイのように伸びっぱなしで、痩せ細った野良ちゃんみたいでした。
えさや育て方の説明はなく、後日一度だけ食べないとメールしましたらドッグフードに缶詰混ぜてみては?とアドバイスしてくださいました
その後下痢に血が…みたいな感じで一週間くらい血便が続きました。
病院代は採便と薬で7,000円くらいかかりました。
りんなちゃんの心の様子は怯えたかんじで、
手を振り上げると逃げる仕草をしていました
りんなちゃんは「ブリーダーさんから譲り受けた」
と聞こえはいいですが、自家繁殖ではないようです。
『来た時はもっと痩せてて、これでも太ったんですよ』
とおっしゃっていたということは…
安く、若しくは里親募集で仕入れ転売されている会社かもしれません。
ただ安いからとか可愛いからだけでは私達の知らない落とし穴があるように思えます。
失敗をしないようにするには、
お迎えする前からブログチェック
メールやお電話など交流できる
ブリーダーさんを選ぶことです。
ブリーダーさんから買うにしても里親として引き取るにしても一生を共に大切にすることが一番です♪
お迎えするのに選択は本人次第。
初めて、お迎えする時私達は犬のプロではありません。
小型犬特有の病気だって見つかる場合もありますししつけなど不安がある場合、心あるブリーダーさんならきっと心強いよき相談者になってくれるはずです。
今、躾ができないのを犬のせいにして保健所に連れていく人もいます。
迷った時相談に乗ってくれる人がいたら、犬とヒトとまた良い関係ができるんじゃないでしょうか?
そうしたらまた悲しみに浸かったワンちゃん達が少しでも減る道に繋がる気がします。
しずくさん有難うございました
とっても参考になるお話でしたね
あなたがもしブリーダーさんを探そうとしているのであればわんこへの愛情を一番に考えているかをポイントに探してみてください。
無理なブリーディングをする悪徳ブリーダー
とても美しい青い目のワンコ春馬くん。
お散歩で会う人々はこの春馬くんを一目見て思わずうっとりするほどの美しい容姿だそうです。
ダックスとトイプーのミックスだと思われダップルカラーという薄い色素の遺伝子を受け継いだ様子で両目がブルーのお目目。
ダップルカラーは美しいですがメラニン色素が薄く奇形、障害も発生するので同じダップル同士では交配させるとたくさん障害の子が生まれてしまうそうです。
ブルーアイとは
昔シベリアンハスキーでもその瞳はご覧になった方もいると思います。
とても美しい目の色。
でもこれもほんとはいろんな障害との隣り合わせの危険な色。
簡単に
「とてもきれい~~ 欲しい~~」
という人には保護主さんはOKをだしてはくれそうにありません。
逢ってみて、春馬くんの最後まで愛情を持ってたくさん遊んでくれる優しい飼い主さんを募集しているようです。
まずネットでブルーアイ、ダップルカラーについて検索してお勉強し、それから逢いに行ってくださいね。
また、歯のかみ合わせが悪いからと捨てられている保護犬も時々見られます。
歯のかみ合わせについて

歯のかみ合わせで一番いいとされているのが
シザーズバイト(上あごも下あごも同じ歯の位置)
上が下にかぶさってるのが
オーバーショット
下が上にかぶさってるのが
アンダーショットです。
でも、結局かみ合わせも人間の作ったルールです。
その子の個性、チャームポイントです。命の重みに変わりはありません。
鼻が長いタイプ、短いタイプ
鼻(マズル)の長い子はショードッグっぽい気品のあるお顔で、比較的古くからあるお顔です。
しかし、最近では童顔や小さいサイズの子が好まれるため、マズルのつまった鼻の短いタイプにブリーディングされるようになりました。
どちらもとってもかわいらしく、どちらが良い悪いということもありません。
足の長さとブリーディング
犬のブリーディング(繁殖)において、「足の長さ」は外見的な美しさだけでなく、機能性や健康面にも深く関わる重要な要素です。犬種ごとに理想とされる体型が定められており、足の長さもその中の一部として評価されますが、悪徳ブリーダーは売れることばかりを考えた無理なブリーディングを行う傾向にあります。
1. 足の長さと犬種標準
多くの犬種には「犬種標準(ブリードスタンダード)」が存在し、これはその犬種の理想的な外見や動き、性格などを定めたガイドラインです。足の長さもその中に含まれ、例えば以下のような違いがあります:
- ダックスフンド:胴が長く足が短いのが特徴。これはもともとアナグマ狩り用に繁殖され、狭い穴に入り込める体型が求められたためです。
- シェパードやボーダーコリー:足が比較的長く、速く動ける構造が求められます。
- グレーハウンド:非常に長い脚を持ち、スピードを重視した体型です。
ブリーダーは犬種ごとの標準を熟知し、それに沿った体型の個体を選んで繁殖させます。犬種と骨格の機能を無視したブリーダーには注意が必要です。
2. 足の長さと機能性
犬は用途に応じて繁殖されてきました。足の長さはその用途に密接に関連しています。
- 狩猟犬・牧羊犬:長めの足は素早い移動を可能にし、広い範囲を駆け巡るのに適しています。
- 小型室内犬:足が短めでコンパクトな体型が好まれる傾向があります。
- 作業犬(雪地や山地など):足の長さとバランスが取れていることで安定した移動ができます。
そのため、適切な足の長さは犬の動きや作業能力に直結します。
3. 健康への影響
不適切な足の長さ(たとえば極端に短すぎる・長すぎる)は関節や骨格に負担をかけ、以下のような健康問題を引き起こす可能性があります:
- 関節炎や脱臼
- 椎間板ヘルニア(特に胴長短足犬に多い)
- 歩行障害
ブリーダーは健康と機能性のバランスを取りながら、理想的な足の長さを持つ個体を選抜する必要があります。
足の長さは犬の外見・運動能力・健康に大きな影響を与える重要な要素です。適切な足の長さを持つ犬を選び、犬種標準に沿って計画的にブリーディングを行うことが、健全な犬種維持と発展に繋がります。犬の繁殖を行う際には、単なる見た目だけでなく、構造的な健全性や機能性を重視することが求められます。
MIX犬を売る悪徳ブリーダー
今流行りの純血種同士の掛け合わせMIX犬。
まじめなブリーダーに失礼だとかたまたまミスしたとかいろいろ言われています。
ずさんな管理の悪徳ブリーダーがたまたまできてしまったMIXの子犬を売っていることも大いにありえます。
でも産まれた子たちには顔や姿に対して何の罪もありません。
ミックスわんこもほんとにかわいいです。一度会ってみてくださいね。
純血を守ってないとかそんなことを言い争うより何の罪もなく生まれた子の命を温かく包んでいるほうが幸せです。
お金のために作られた命でもほんとうは愛をはぐくむために生まれてきたのですから。
どうしたら動物と共生できるのか・・・
どうしたら殺される犬猫たちがいなくなるのか・・・
毎日考えているのですが答えは
動物は商品にしてはいけない
に到達してしまいます。
でも今の世の中そう簡単には
「ではブリーディングを法律で禁じましょう」
とはならないです。
でもブリーディングをする限り不良在庫と呼ばれて捨てられるわんこが後を絶ちません。
ではどうしたらいいのか・・・
答えがサンフランシスコと熊本県にあります。
熊本県はとっても動物に優しい県です。
殺処分がほとんどないことで最近ヤフーさんに取り上げられました。
保健所の方が説得、説得説得これはほんとうにたいへんなことです。
勉強会もあり飼い主は捨てるのをあきらめるそうです。
もうひとつサンフランシスコはACCとSPCAという動物保護機関があります。
そこには動物にゆとりの空間を提供するすばらしいシェルターがあります。
明るい雰囲気で日本のアウジュビッツみたいな収容所ではなく家族が里親を探しに行きたくなるようなポジティブ空間です
どうやって寄付を集めているかというとやはりメディアが一番だそうです
テレビ、新聞、ラジオなどあらゆるメディアでその存在をアピール、動物の現状もアピール
いくら高額にしても、飼い主さんの動物に対する向き合い方や愛の深さがなければ決して譲ることができない法律を確立することも大切ですね。
犬の進化の歴史とこれからのブリーディングの考え方
先日、NHK「地球ドラマチック」で
イヌはこうして進化した という内容の番組を見ました。
最初は家畜として人間の役に立つために飼われていたわんこ、その後19世紀にお金持ちのステイタスとして小型わんこを飼うことが流行となり、小型化がすすみ多種に進化していったとのことです。
ブルドッグなどはもとは上部で美しい体だったのに、特有のしわ、下あご、まがった足など人間のエゴによって誇張されたものを交配し続けられたせいで病気や骨格異常がおきつらい体系になってしまったとのこと。
今は嗅覚などを生かし、病気の早期発見、介助などに役立てられるようになったこと
(がんのにおいをかぎ分けられるらしいです。)
今後もわんこは進化し続けるけれどもブリーディングする人間もわんこのことを思い、信頼関係を築いていかなければならないこと こんな内容でした。
今まで人間の単なるわがままで品種改良を繰り返されてきたわんこたち。
これからはわんこが住みやすく、生きやすく共生するためにやさしく命を見守る世の中になるようにみんなで悪徳ブリーダー撲滅やそもそものブリーディングの考え方をかえていかないといけませんね。
わんこと人とみんなで楽しくまったりと~
笑顔で日向ぼっこできる日々を目指して♪