
犬が突然元気をなくしたり、普段と違う行動を見せると、「どこか痛いのかも…?」と心配になりますよね。
実は犬は本能的に痛みを隠す生き物。だからこそ、飼い主が痛みのサインに気づくことが何より大切です。
この記事では、犬が痛いと感じているときのサインや行動の特徴、見分け方のポイント、痛みの原因となる病気やケガ、そして飼い主ができる対応方法まで、詳しく解説します。
✅ この記事でわかること
- 犬が痛みを感じているときのサインや症状
- 痛がっている犬の見分け方
- 犬の痛みの原因となる病気やケガ
- 犬が痛いときの正しい対応方法
🐾 犬が痛いと感じているときのサイン・症状【行動・表情・体の変化】
犬が痛がっているときに見せるサインには、いくつかの共通した行動や表情の変化があります。見逃さないためには、以下のような変化に注意しましょう。
🔸 よくある「行動の変化」
- 活動量が減る(あまり動かない、ずっと寝ている)
- 散歩に行きたがらない/歩き方が不自然
- 食欲が落ちる、食事を残す
- 触れられるのを嫌がる(特定の部位をかばう)
- 唸る、吠える、攻撃的な態度をとる
🔸 表情・しぐさに出るサイン
- 目を細める、ぼんやりしている
- 耳が下がる、後ろに引いている
- 口を固く閉じる、歯ぎしりをする
- 震えている(特に何もしていないとき)
🔸 身体的な異常
- 呼吸が速く浅い(ハァハァと苦しそう)
- 体の一部をしきりに舐めたり噛んだりする
- 足を引きずる、腰を落とす
- お腹が膨れている、うずくまって動かない
🧠 飼い主が犬の異変に気づくためのチェックポイント
痛みに早く気づくには、日頃から愛犬のふだんの様子を把握しておくことが重要です
🔍 観察ポイントチェックリスト
チェック項目 | いつもと違う様子 |
---|---|
食欲 | 食べる量やスピードは? |
歩き方 | 足をかばっていないか? |
排泄 | 頻度、色、においに変化は? |
しぐさ | 頭を振る・身体をなめる箇所がないか? |
反応 | 触れた時のリアクションは? |
💡 「なんとなく元気がない」「寝てばかりいる」も重要なサインです。違和感が続く場合は獣医さんに相談しましょう。
🚑 犬の痛みの原因となる主な病気やケガとは?
犬が痛みを感じる原因は実にさまざまです。以下は、犬の痛みの原因としてよく見られる疾患や外傷です。
🔸 関節・骨格の異常
- 関節炎(シニア犬に多い)
- 椎間板ヘルニア(ダックスなどに多い)
- 骨折・脱臼・打撲
🔸 内臓系の病気
- 膵炎、胃腸炎、腹部の腫瘍
- 膀胱炎や尿路結石(排尿痛)
- 子宮蓄膿症(メス犬に多い)
🔸 皮膚や口腔のトラブル
- 傷口、化膿、虫刺され
- 歯周病、歯の破折、口内炎などの口の中の痛み
📌 飼い主が「犬の痛み」に気づいたときにやるべきこと
✅ やっていいこと
- 痛みが出ている場所を特定しようとせず、落ち着いて観察
- 無理に歩かせたり触ったりしない
- 水とトイレが使えるようにして、安静を保つ環境を用意
- 症状が続くようなら、なるべく早く動物病院へ
❌ やってはいけないこと
- 人間用の鎮痛剤を与えるのは厳禁!
→ アセトアミノフェンやイブプロフェンは中毒の危険あり - 自己判断で様子見を続ける
- 犬を叱ったり、無理に動かす
犬の痛みシグナル レベル別判断基準
クレア行きつけの動物病院で教わったわんこの痛みのサインを見抜く方法をお知らせします。
わんこの痛みはしぐさでだいたい5段階にわかれるそうです。
レベル0
痛くない
レベル1
逃げる 尻尾をふらない 反応がいまいち
目をつぶっている
レベル2
痛いところをかばったりなめたりする 食欲がない
じっとしている 立ったり座ったりする
レベル3
背中を丸める どきどきしている 震えている
よだれが出ている
レベル4
持続的に泣きわめく 全身が硬くなる 食欲廃絶する 眠らない
だいたいですがこんな目やすだそうです。

クレアは痛いと顔に出ます。
📝 まとめ|犬の痛みサインを知って、大切な家族を守ろう
犬の痛みのサインは、小さな変化に隠れています。
飼い主が「普段と違う」と感じたときが、愛犬を守るチャンスです。
✅ 観察力と日常の記録
✅ 「なんか変だな」を見逃さない心構え
✅ 迷ったらすぐに動物病院へ
大切な愛犬の健康と笑顔を守るために、日々の気づきとケアを大切にしていきましょう。