ジューンベリーは初夏に赤い実をつける美しい果樹で、犬や猫も食べられるスーパーフードです。もちろんうちのわんこ達も大好き。果実は甘く虫もほとんどつかず、栄養価も高いため家庭菜園でも人気です。今回は、ジューンベリーの種類、育て方、食べ方、注意点まで詳しくご紹介します。
ジューンベリーとは?基本情報

ジューンベリー(Juneberry)はバラ科ザイフリボク属の落葉低木。春には白い花を咲かせ、5月の下旬~6月頃に赤~紫の実をつけます。別名「アメリカザイフリボク」とも呼ばれ、観賞用・食用として人気があります。
ジューンベリーの特徴
- 耐寒性が高く、寒冷地でも育てやすい
- 春の花・夏の実・秋の紅葉と、四季を楽しめる
- 比較的病害虫に強く、収穫時も虫がつかないので初心者にもおすすめ
ジューンベリーの種類(品種)
ロビンヒル
ジューンベリーは普通白い花ですが、ロビンヒルは淡いピンク色です。樹高が2mほどに育つので、シンボルツリーなどにするための大きなジューンベリーが欲しい方向きです。
(ロビンヒル苗木の詳細情報👇)

スノーフレイクス
白くて大きな花が咲き、果実は特恵12mmほどで大きく、生食や果実酒も楽しめます。土壌適応性がありますので育てやすい品種です。
収穫時期は6月上旬、果実が青紫色になったら収穫します。樹高4mほどで直立性です。
(スノーウレイクス苗木の詳細情報👇)

バレリーナ
白い花が咲き、深紅から紫黒の実がなります。甘くプリっとした食感が楽しめる品種です。秋には美しく紅葉します。場所をとらないほうき性の枝ぶりとなります。
(バレリーナ苗木の詳細情報👇)

リージェント
ジューンベリーの中でも最も背が低く、矮性の品種で樹高が1.5m、株元から枝が密集して広がる樹形にです。北アメリカ東部~中部が原産です。実が密集してなるので収穫が楽しめます。
(リージェント苗木の詳細情報👇)

ジューンベリーの育て方
植え付け時期
落葉期の11月〜3月頃が適期です。寒さに強いため、冬場の植え付けも可能です。
土壌と場所
日当たりと水はけの良い場所を選びましょう。弱酸性〜中性の土壌を好みます。
水やり
根付くまでは適度に水を与えますが、乾燥気味でも育ちます。我が家では夏の暑い日以外は基本水やりはしません。
肥料
2月頃に緩効性肥料を与えると実付きが良くなります。収穫が終わった直後も肥料を両手1杯ほど入れると来年も実がよくなります。
剪定
込み合った枝を冬季に剪定し、風通しをよく保ちましょう。
ジューンベリーの栄養価
ジューンベリーは栄養豊富なスーパーフードとも呼ばれています。
- ビタミンC:免疫力向上、美肌効果
- 食物繊維:腸内環境の改善
- ポリフェノール:抗酸化作用があり、老化防止や生活習慣病の予防に効果的
ジューンベリーの食べ方

収穫した実は生食でいただくと小さなプラムのような味がします。食感は種がプチプチとしています。以下のように様々な料理に利用できます。
- 生食(そのままフルーツ感覚で)
- ジャムやゼリー
- スムージーやヨーグルトにトッピング
- 焼き菓子(パイ、ケーキ、タルトなど)
種のプチプチとした食感が苦手な方はジャムを作る場合に濾すとよいでしょう。種や皮にも栄養がたっぷり含まれていますのでそのまま食べても大丈夫な方は無理に濾す必要はありません。
犬や猫はジューンベリーを食べても大丈夫?
ジューンベリーは犬や猫にとって少量であれば基本的に無害とされています。天然の果実であり、毒性成分は含まれていません。しかし以下の点には注意が必要です。
- 与えすぎると下痢を起こす可能性があるため、少量にとどめること
- アレルギー体質のペットには、最初は少量から与えて様子を見ること
- ジャムや加工品は糖分や添加物が多く、ペットには与えないこと
与える際は、生のジューンベリーを数粒程度に留め、様子を見ながら慎重に与えましょう。体調の異変が見られたら、すぐに獣医師へ相談することをおすすめします。
ジューンベリーを育てるうえでの注意点

- 鳥害:熟した実を鳥に食べられやすいので赤くなったら収穫すること
- 剪定不足:風通しが悪くなると病気の原因になるため、毎年剪定をすること
- 水はけ:根腐れの原因になるため、排水性の良い土壌を選ぶ
まとめ:ジューンベリーは家庭栽培に最適な万能果樹!

ジューンベリーは育てやすく、見た目も美しい果樹です。初心者でも比較的簡単に育てられ、栄養価の高い果実を楽しめます。家庭菜園に新しい果樹を取り入れたい方は、ぜひジューンベリーを検討してみてください。ペットと暮らしている方も、少しの工夫で一緒に楽しめる果樹としておすすめです。