
水をあげていたら意外に簡単ないちご栽培。自宅のお庭でイチゴ狩りができるなんて素敵ですよね♪
イチゴ(苺)は家庭菜園で人気のある野菜なのですが、実はハウスがなくてもたくさんできて味も濃くておいしいです。我が家では毎年ジップロックのLサイズに4つ分くらいのイチゴを収穫します。
家庭で栽培する時は苗の選び方にもポイントがあります。露地栽培に適した品種がありますので詳しく見ていきましょう。我が家直伝のイチゴの育て方についても詳しく解説します。
いちごの基礎知識

イチゴは冬から春にかけて採れる果物と思われがちですが、実は野菜に分類されます。
一般的に、秋に苗を植え付けます。一季なりと四季なりの品種があります。一季なりでは5月~6月が収穫時期になります。四季なりいちごは秋に植えると5~10月、春に植えると7~10月収穫なのですが、実が硬くなったり、赤くならずに枯れる場合もあるので、初心者さんには一季なりの品種がオススメです。
いちご栽培の土作り
土作りは重要なステップで、イチゴは水はけの良い土壌を好みます。約60cm幅、高さ15cmの畝を立て、十分な堆肥と石灰を施して土を準備します。土壌の酸度はpH5.5〜6.5が理想です。イチゴ専用の土や肥料も売っていますので活用するとよいでしょう。
苗の準備
イチゴの苗は10月頃に市販されており、収穫後は子株(シュート)を育てて次の年の苗にすることができます。葉がしっかりしていて、クラウンが太く根が健康であることが挙げられます。また、頂いたイチゴを1個取っておき、イチゴの種を苗床に植えて苗を増やすこともできます。その場合は1年目にすべての苗を植えてみて、実の付きが良い苗の子株(三郎)を苗床に取って増やしていくことができます。
植え付け

植え付けは30〜40cm間隔で行い、クラウン部分が土に埋まらないように注意しましょう。植え付け後は根がしっかり張るように水を大量に与えます。いちごは水が大好きなのでたっぷりあげてください。
冬の管理作業
冬にはイチゴの株は休眠しますが、寒さから身を守るために古い葉は取り除き、病害虫の発生を防ぎます。花芽が形成される時期には、早咲きの花は摘み取りましょう。
追肥とマルチング
冬から春にかけて、追肥を施し、マルチを張ることで地温を上げて花芽の成長を促します。マルチングには雑草対策や病気の予防効果もあります。
収穫

開花から30〜40日で実が成熟します。熟したサインとしてヘタの反り返りをチェックし、果梗を爪で摘み取ります。
注意点

イチゴは連作障害が起こりやすいので、同じ場所での栽培を避け、異なる種類の野菜を交互に植えることが理想です。また、鳥害対策としてネットをかけるのも効果的です。
これらのポイントを抑えて、イチゴの露地栽培を楽しんでください。詳しい栽培方法については、農家からの指南が役立ちます123。
イチゴを露地栽培する際の注意点として、害虫対策や鳥害対策にも触れておくことが重要です。
まず、害虫としてはアブラムシやナメクジが挙げられます。アブラムシは多くの植物に害を及ぼすため、早期に駆除することが求められます。特に黄色い粘着テープを使用すると、アブラムシを捕まえる効果があります。また、ナメクジについては、熱湯をかけて駆除する方法や、ナメクジを引き寄せる誘引剤を用いることが有効です。
次に、鳥害も無視できません。実が赤く色づき始めると、特にカラスなどの鳥が攻撃してくるため、畝全体を防鳥ネットで覆うことが推奨されます。ネットを使用する際には、訪花昆虫が出入りできるようなメッシュサイズのものを選ぶことが大切です。
これらの対策を適切に講じることで、より良い収穫が期待できます。また、イチゴの糖度を上げるための方法として、十分な日照を確保し、ランナー摘みやわき芽かきをしっかり行うことが挙げられます。これにより、果実への養分集中が図れ、甘くて美味しいイチゴを自宅で楽しむことができます。