愛犬を飼うことで、日々の生活にどんな変化が訪れるのでしょうか?
「犬を飼って良かった」と感じる瞬間は、人それぞれですが、多くの飼い主が共通して語るのは、心の癒しや生活の充実です。本記事では、公園を歩いていると、わんことアイコンタクトを取りながらお散歩している人達はとても楽しそう♪
わんこを飼ったことはないけれど、飼ってみたいと思う方のために犬との暮らしの魅力や、愛犬を飼うメリットについて、実際の体験談を交えながら詳しく紹介します。愛犬家のリアルな声が参考にしてみてください。
Q. 犬を飼うことの意味は何ですか?

犬を飼ったことがない方にとっては、犬を飼う意味は何なのか疑問を持つこともあるでしょう。
犬はお散歩やトイレの世話、しつけやお手入れなどで手がかかります。しかし、先輩ママさんに愛犬を飼っていて一番良かったことは?という質問をすると「究極の幸せ」「言葉のいらない意思疎通」などと最高の精神的な安定感についての回答が多く見受けられました。
犬を飼っていないときは、1時間もウォーキングをするなんてことは考えなかったはずなのに、いざ犬を飼ったとたんに毎日のお散歩が楽しくなって朝晩しっかり歩くようになった、というお話も聞きます。
愛犬のための時間、愛犬が清潔でいられるためのケアなど、日々かわいがる姿勢はわんこにもちゃんとと伝わっているのです。
Q. 愛犬が幸せそうな時に取るしぐさは?

わんこは、自分が飼い主からの愛情を受けているかどうかを示すサインを出すことがあります。
普段から愛犬のことをよく観察している先輩ママさんから多数の行動パターンを教えていただきましたので紹介します。
じっと見つめてくる

あなたの顔をじーっと見つめる愛犬を見て、どうしたの?と言いながらも愛おしく思ったことはありませんか?
犬が飼い主の目を見つめる行動は、信頼関係の証であり、愛情を感じていることを示しています。この行動は、オキシトシンというホルモンの分泌を促し、互いの絆を深める効果があります。
ひっくり返ってお腹を出す

また、お腹を見せる行動も重要です。犬が仰向けになってお腹を見せることは、飼い主に対する深い信頼感を示しています。この姿勢は、特に信頼している相手にしか見せません。ひっくり返った警戒心もなくスヤスヤと眠ってしまうのも飼い主を信頼し安心しているからこその行動といえます。
近づいてくる

体をくっつけて寄り添うことも幸せなサインの一つです。犬が飼い主の近くで寝たり、体を寄せたりする時は、ただただ愛情や安心感を欲しています。この行動は、犬が飼い主との絆を強く感じていることを示しています。
爆速でしっぽを振る

さらに、しっぽを振ることも重要なサインです。特に飼い主を見るとしっぽを振る犬は、愛されていると感じている証拠です。しっぽの振り方には個性があり、その振り方からも犬の気持ちが読み取れます。吠えたり威嚇する時も尻尾を振りますが、愛を感じている犬の表情はその時とは全く対照的なうれしそうな笑顔を見せながら素早くしっぽを振ります。
毛並みが良くなる

最後に、毛並みが良く、表情が穏やかであることも、可愛がられている犬の特徴です。これは日常的なケアや愛情表現によって得られる結果であり、健康的な状態を示しています。
これらの特徴は、犬がどれだけ愛情を受けているかを判断するための重要な指標となります。可愛がられている犬は、リラックスした表情や楽しそうに散歩する姿からも、その幸せさが伺えます。
愛犬が幸せなら自分も幸せと感じるようになる

犬が幸せであることを確保するためには、飼い主が身体的、精神的、感情的なケアをバランスよく行うことが重要です。そのために今まで犬を飼っていなかった自分がうそのように、自然と愛犬のために行動するようになっていきます。犬を飼うことで、自分のことばかり考えていた日々から愛する命を想って生きる日々に変化している新たなる自分を発見することでしょう。
愛犬が快適だと感じる空間を作るようになる

愛犬にとって安全で快適な環境を整えることが基本です。犬が安心して過ごせるスペースを確保し、室内の温度管理や静かな休息場所を提供することで、ストレスを軽減できます。特に、犬は自分だけの落ち着ける場所があると安心感を得られます。そのために、毛布を敷いたり、扇風機を用意したり。それもまた楽しいものです。
食事と運動が自分の子に合っているかを考える

次に、健康的な食事と運動は犬の幸福に直結します。
栄養バランスの取れた食事を与え、適切な量を守ることが大切です。例え広告で良いと記載されているフードでも、愛犬が食べたくないしぐさをしたり下痢をするようでは本末転倒です。
また、犬は毎日の散歩や遊びを通じてエネルギーを発散させることも必要です。運動不足はストレスや健康問題の原因となるため、愛犬の体力や好みに応じた運動を取り入れなければなりません。特に、パテラや胃捻転など、運動の方法で悪化する病気になりやすい犬種では運動量に注意が必要なので、一段と注意するようになります。飼い主さんは愛犬の日々のケアで愛犬を守ろうとする責任感が生まれます。
心と心でつながるコミュニケーション

犬は飼い主との信頼関係を築くことで安心感を得ます。日常的にスキンシップや遊びを通じて愛情を示し、犬の気持ちに寄り添うことで幸福度が高まります。特に、褒めることは犬の自己肯定感を高める効果があります。普段褒めることがない自分が愛犬を褒めるという行動を取るようになって、喜びを共有する心の余裕が生まれてきます。
「まだ犬を飼ったことがない時は常に純粋な愛で接してくる犬に初めは驚いたけれど、徐々に自分のほうも無垢の愛で接することができるようになった」という先輩ママさんからのご意見もあり、犬を飼うことで深い愛情のつながりを実感することができます。
また、しつけや訓練も重要な要素です。犬は群れで生活する生き物なので、リーダーに従う性質を持っています。人間社会で適切に振る舞うためには飼い主主導の基本的なしつけが必要です。
犬は体罰では真の意味での信頼関係を持てず、しつけに従うことはありません。例えいうことを聞いても怯えている場合が多く、心でつながることからは遠ざかります。
愛情をもって根気強く教え続けることで、犬は飼い主との信頼関係を深め、主従関係を保ちつつ自信を持って行動できるようになります。
犬を飼うメリットとデメリット

犬を飼うことは、ただ可愛がるだけではありません。たくさんのメリットも、デメリットもありますがそれも受け入れたうえで責任をもって愛するということです。
わんこを迎え入れる前にしっかりとこのことについて理解することが大切ですので、詳しく説明します。
メリット

規則正しく充実した生活
犬のお世話をしたり、毎日決まった時間にお散歩することによって、日常生活に規則が生まれ、飼い主さんも心身ともに健やかになります。わんこは気持ちの良い朝のお散歩が大好き!そのために自然と飼い主さんも早起きすることになりますが、愛犬の喜ぶ顔や尻尾を見ると早起きも苦痛ではなくなってきます。
わんこと外で遊んだり、お散歩したりと太陽の光を浴びながら体を動かすことで結果飼い主さんの運動不足解消にもつながります。一石二鳥ですね♬
幸福ホルモンの分泌

犬を抱いたり撫でたりすることで、セロトニンやオキシトシンなどの幸福ホルモンが分泌され、心地よい感情が得られます。犬を愛することで、ストレス発散にもつながり、心身の健康にも役立つと言われています。
家族・ご近所とのコミュニケーション

わんこを散歩させていると、自然と道行く人やご近所の方から声をかけられることが増えてきます。
わんこのお名前を聞かれたり、触ってもいいですか?とたずねられたりと普段は素通りするような間柄の方でも自然と笑顔で会話する機会が多くなることでしょう。
愛犬と自分の間でもアイコンタクトでのコミュニケーションが増えます。愛犬が何を考えているのかが、普段の生活でわかってきますので、言葉がなくても心で会話する感覚が芽生えてきます。
これは人と人とのコミュニケーションでは、なかなか体感することのない感覚です。
ストレスの緩和

「アニマルセラピー」は最近認知されてきましたが、わんこを撫でたり、一緒にお散歩したりすることで心や体をリフレッシュさせる効果があるといわれています。実際にペットを飼っている人は、飼っていない人よりも病院に行く回数が少ないというデータもあるほどです。犬は自分を心から愛して、きちんとしつけをしながら飼ってくれる飼い主に従順で、ただただ飼い主を信じ、愛し返してくれます。その無条件の愛を感じ取ることでも、多くの癒しを得られることでしょう。
思いやりの心を育む教育

子どもは、まだ親の養育を受けている最中なので、兄弟姉妹ができない限り他者について考える機会がありません。犬を飼うことで、愛犬の気持ちを理解しようとする力や心の動きを想像する力を身に着ける機会が得られます。人間が守らなければ生きていけない犬を育てることで、命を守ろうとする精神も身につきますし、一緒に育っていく過程で、先に大人になり、寿命を迎える愛犬に対する命の尊さも体験することになります。ゲームや動画では感じることのないかけがえのない一生の思い出になることでしょう。
規則正しい生活の継続

愛犬と一緒に生活すると、お散歩、食事、トイレなど、今までの生活に犬のお世話がプラスされます。それに合わせる形で自分の生活時間も変更する必要が出てきますので、初めはなかなか大変と思うかもしれません。
しかし、犬は赤ちゃんと一緒で、自分だけで生きていくことはできません。そんなわんことの生活が寿命がくるまで続くということを飼う前からしっかりと認識しておきましょう。朝起きたらお散歩、その後フードを与えて、お休みタイムと思ったら遊びの時間、またトイレ、午後のお散歩から帰ったら足や体を洗ってまたフードタイムなど、それぞれのわんこのルーティンワークに沿ってストレスのない生活を心がけてあげてください。
デメリット
経済的負担

犬を飼うために必要なものは
- フード
- おやつ
- トイレシートやリード、クレートなどの備品
- ペット保険
- ワクチン代
- 病院にかかる費用
- トリミング代
実際に私はどの大きさの犬種も飼ったことがありますが、初期費用や年間維持費は小型犬で約20万円、中型犬で約30万円、大型犬で約40万円ほどかかりました。小型犬は餌の量や保険、クレートの大きさなど、何においても大型犬に比べて少ない量で済むため料金が安くすみます。
プライベート時間や場所の制約

犬種や足の状態にもよりますが、ほとんどのわんこは毎日の散歩が必要です。また、犬と一緒に入ることができない場所や施設もあり、アレルギーのある人のことを考慮すると、入店可能なテラス席があるレストランなどでなければ安心して食事もできません。旅行する場合は、ペットホテルを探すか、愛犬の犬種が入国できるかを調べる必要があり、数々の制約をクリアすることを考えると諦めざるを得ないことも多いでしょう。
掃除の負担
特にわんこを室内で飼う場合は犬の抜け毛や排せつ物などなどを毎日掃除する必要があります。また、犬特有の臭い対策も入念にしておかなければ、家にしみついてしまうと処理が大変です。外からダニなどの害虫を家に侵入させないためにも、日ごろから清潔にして家に入れるようにすることが大切です。
しつけや運動不足への配慮

犬にはしっかりとしたしつけが必要であり、それには時間と労力がかかります。小型犬であろうと嚙む力は強く、いったん暴れて噛まれると何針も縫う怪我につながります。大型犬になればなるほど、しつけを怠ると致命傷の大怪我になることでしょう。
そうならないためにも、しつけに自信がなければプロに依頼することも考えなければなりません。ご自分でしつけをする場合には、犬の行動や感情、性格を理解するために、本やインターネットで調べたり、動物病院の先生に質問して真剣にしつけを行いましょう。犬種によって対応も違いますので、愛犬の性質についても理解を深めておくことも大切です。
まとめ

一生に一度の愛犬との出会いはかけがえのないものです。
犬を飼うことは多くの喜びをもたらしますが、その一方で責任も伴います。
これらのメリットとデメリットを十分に理解した上で、自分自身と家族に合った選択をすることが重要です。犬を飼ったことがない方は子犬から飼うよりも信頼のおけるボランティア団体さんのもとで育てられた初心者さんでも安心なわんこを紹介してもらってください。
下記の記事に今里親募集中の犬一覧についてまとめましたのでよかったら一生の家族に出逢ってみてください。