
暖かくなってくると気になるのが「雑草」。庭や家庭菜園の手入れをしていると、いつの間にか増えていて困ってしまいますよね。
でも、除草剤を使うのはちょっと気になる…。
「子どもやペットがいるから心配」
「環境に負担をかけたくない」
そんな方におすすめなのが、除草剤を使わない、ナチュラルでエコな雑草対策です!
今回は、家庭でもできる環境にやさしい雑草対策と実はフリマアプリなどで売れている需要大の雑草について詳しく紹介します。
除草剤なしの体に優しい雑草対策
1. 手で抜く!カマを使った次に生えない草刈り方法

昔ながらの手作業はやっぱり効果的。
雨の翌日など、土が柔らかい日に根っこから抜くのがポイントです。
✔ 軍手やカマなどの草取り専用の道具を使うとラク
✔ 小さな雑草は早めに抜いておくと◎
「育てるより抜いてる時間が長いかも…」と思っても、これが一番安全で確実です。
雑草は根っこの近くの生長点にカマを入れることで次生えてこなくなります。
カマは研いでおき、少しでも力を入れずに雑草の根近くに刃を入れるのがコツです!
2. 熱湯で一発退治!
ポットで沸かした熱湯をそのまま雑草にかけるだけ。
屋外に電源があるなら外に出たついでに電気ポットで沸かしたお湯を狙った雑草にピンポイントでかけると細胞が壊れて数日で枯れます。ただ、土の微生物も一緒に死んでしまうので畑での使用は避けましょう。
※植木や芝生にも使わないよう注意!
3. 「マルチング」で雑草の発芽をブロック
土の表面を覆うことで、光を遮断して雑草の芽を出させない方法です。
素材は身近なものでOK:
- 新聞紙や段ボール
- 落ち葉・ワラ
- 木くず・チップ
- ココナッツ繊維などの自然素材シート
- 石板や大きめのタイル
見た目も整って、水分保持効果もあり一石二鳥!
4. 草刈り機でこまめにカット

「生えてしまったら早めに切る!」
雑草は種を落とす前に刈ることで、次の発生を防げます。
そのためには草刈り機がベストです♪
バッテリーを差し替えるだけで復活する電動草刈り機、ガソリンを入れるだけで動くのでバッテリー時間を気にしなくていいガソリン式草刈り機、振動による手のしびれや疲れを発生させない背負い式草刈り機など種類も豊富です。
芝刈りなら手押し式の芝刈り機やロボット芝刈り機などもあり、さらに便利になってきました。
広い面積でもラクに作業できますよ。
5. 雑草に勝つ!グランドカバー植物を活用

雑草の代わりに、地面を覆う植物(グランドカバー)を植える方法も◎。
おすすめの種類:
- クローバー(シロツメクサ)
- ヒメイワダレソウ
- タマリュウ(リュウノヒゲ)
これらは広がりが早く、雑草の入り込む余地を与えません。見た目も可愛くておしゃれ!
クローバーは、畑に植えると枯れた後に栄養になるので推奨しますが、芝生のお庭の場合は増えすぎて芝の根が生えなくなるので注意が必要です。
ヤギを飼う

ヤギは雑草を地面から3cmくらいの長さで食べていきます。
クレア家の近所では、ヤギ牧場を作って除草目的でヤギのレンタルをしたり、ヤギのミルクでチーズやプリンを作っている方がいらっしゃってとても楽しそうです。
ヤギの食欲は半端ないので、農作物も一緒に食べてしまわないように注意しながら飼うとお庭から草という草がなくなって美しいお庭になりますよ♪
除草剤についてはwikiに詳細がありますのでご確認ください。

実はこの雑草、売れるんです!

身の回りにある雑草の中には、古くから薬効が知られ、私たちの健康に役立ててきた薬草がたくさんあります。その中でも、特に最近注目されていて、フリマアプリなどで1,000円前後で売られている5種類の薬草(ヨモギ、スギナ、タンポポ、セイタカアワダチソウ、ドクダミ)について、その効能、最適な収穫時期、そして実際の活用法をご紹介します。
1. ヨモギ(蓬)
効能
ヨモギは古くから「薬草の女王」と呼ばれ、様々な効能があります:
- 血行促進作用:冷え性や生理痛の緩和
- 抗菌作用:殺菌効果が高く、皮膚の炎症を抑える
- 整腸作用:腸内環境を整える
- 血液浄化:強力なデトックス効果がある
- 栄養価:ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富
収穫適期
- 3月〜5月が最適な収穫時期(その他の時期はアクが出るので収穫不可)
- 新芽の柔らかい若葉を収穫する(エグミが少ない)
- 色鮮やかで柔らかい先端部分(15〜20cm程度)を摘む
- 農薬や排気ガスの影響が少ない場所で収穫する
食べ方・飲み方
料理での活用
- お菓子:
- 茹でたヨモギをすり鉢ですりつぶし、餅粉と混ぜて蒸すヨモギ餅や団子
- ペーストを使ってヨモギパン、ヨモギマフィン、クッキーなど
- 天ぷら:
- 若葉をさっと茹でてから衣をつけて揚げる
- 独特の香りと風味が楽しめる
- おひたし・和え物:
- 茹でて水にさらした後、和え物やおひたしに
- 豆腐やしらす、ゴマとの相性が良い
飲用方法

- ヨモギ茶:
- 乾燥させたヨモギを急須で淹れる
- 5分程度蒸らして楽しむ(若干の苦味や渋みがある)
- ヨモギ風呂:
- 乾燥ヨモギを布袋に入れて湯船に浮かべる
- 血行促進効果で温まりやすい
保存方法
- 生のまま冷凍保存(茹でて冷凍するとさらに長持ち)
- 乾燥させて保存(日陰でよく乾かす)
ヨモギのフリマアプリ価格
ヨモギの生葉はネコポスいっぱい(200g)で500円ほどで売られています。乾燥させて茶葉として売るともっと高値がついています。
2. スギナ(杉菜)

効能
- 利尿作用:むくみの解消に効果的
- ミネラル補給:ケイ素が豊富で骨や爪、髪の健康に貢献
- デトックス効果:体内の老廃物や毒素排出を促進
- 止血作用:出血を抑える効果がある
- 消炎作用:炎症を抑え、鎮静効果がある
収穫適期
- 春に出る若いスギナ(つくし)の後に出る緑の葉が収穫対象
- 大きく開ききる前のスギナがミネラル分が豊富
- 葉がしっかり生長し、健康的な緑色をしている時期が最適
食べ方・飲み方
スギナ茶の作り方

- 乾燥処理:
- きれいに洗ったスギナを日陰で乾燥させる
- 乾燥後はカリカリになるまでしっかり乾かす
- 基本の飲み方:
- スギナ5〜10gを1リットルの水で沸騰後、弱火で5〜6分煮出す
- お茶パックに入れて急須やティーポットでも楽しめる
- アレンジ法:
- 緑茶や番茶とブレンドすると飲みやすくなる
- はちみつを加えても美味しい
スギナ粉末の利用
- 粉末の飲み方:
- 3〜5g程度をお湯または水で溶いて飲む
- 牛乳や豆乳に入れても飲みやすい
- 注意点:
- 一日一杯を目安に飲む
- 飲み過ぎには注意(草独特の毒性があるため)
スギナのフリマアプリ価格
スギナの葉は1kg 1500円前後、つくしは200g600円ほどで売られています。
3. タンポポ(蒲公英)

効能
- 肝機能サポート:肝臓や胆のうの働きを助ける
- 利尿作用:老廃物排出を促進
- 解毒効果:体内の毒素排出を支援
- 血の巡りを改善:循環促進効果
- 整腸作用:便秘解消に効果的
- 抗炎症作用:関節の痛みや炎症を緩和
収穫適期
- 若い葉が出る春や秋が収穫に適している
- 花は晴れた日の開花時に摘むのが良い
- 根は秋に掘り上げるのが効果的
食べ方・飲み方
葉の利用法
- サラダ:
- 若葉を水にさらしてアク抜き後、生食できる
- 苦みを和らげるため、他の野菜と混ぜるとよい
- 炒め物・和え物:
- 油で炒めることで苦みが和らぐ
- おひたしや佃煮としても利用可能
花の利用法
- タンポポワイン:
- 花をたくさん摘んで2〜3Lのビンに半分ほど詰め、氷砂糖約200gとホワイトリカー約1.2Lを加え、3カ月ほど漬ける
- 最後に濾して花だけを取り除く
- タンポポ茶(花):
- 花を洗い、沸かした湯に入れて10分ほど蒸らす
- ほんのり甘い味わいが楽しめる
根の利用法
- タンポポコーヒー:
- 根を掘り上げて洗浄し、小さく刻む
- 乾燥させた後、フライパンで炒ってから煎じる
- コーヒーに似た風味が楽しめる
- タンポポ茶(根):
- 乾燥させた根を煮出して飲む
- 肝臓や腎臓の働きを助ける
タンポポのフリマアプリ価格
タンポポの綿毛はドライフラワーアレンジ用で10個900円前後、タンポポの葉はウサギなどの小動物のおやつで500g1000円前後、タンポポの根は100g 700円前後で売られています。
4. セイタカアワダチソウ(背高泡立草)

効能
- デトックス効果:優れた排毒作用がある
- アレルギー緩和:喘息・アトピーなどに効果があるとされる
- 腎機能サポート:腎臓結石、腎臓炎などに効果的
- 抗炎症作用:膀胱炎、リウマチなどの炎症を緩和
- 皮膚トラブル改善:乾燥肌にも効果があるとされる
収穫適期
- 9月から11月にかけての開花前のつぼみの時期が最も薬効が高い
- 花が咲く寸前の蕾時期が良いとされる(満開時も効果あり)
食べ方・飲み方
入浴剤としての利用
- セイタカアワダチソウ風呂:
- 花穂を乾燥させたものをお風呂に入れる
- リラックス効果が高く、お肌に良い
- デトックス効果も期待できる
食用としての利用
- 天ぷら:
- 春から初夏の若芽を天ぷらにする
- 苦みが少なく食べやすい
- お茶としての利用:
- 乾燥させた花穂や葉を煮出して飲む
- デトックス効果を期待する場合に適している
チンキの作り方
- 基本のチンキ:
- 生のセイタカアワダチソウを瓶の半分(またはドライなら1/3)入れる
- ウォッカ(ホワイトリカー)を瓶の9分目まで注ぎ、2〜3週間寝かせる
- 外用や少量の内服で利用する
セイタカアワダチソウのフリマアプリ価格
セイタカアワダチソウは抜き苗が30本で1000円前後、乾燥させて100g1000円前後で売られています。
5. ドクダミ(十薬)

効能
- 抗菌・殺菌作用:皮膚トラブルに効果的(特に虫刺され)
- 解毒作用:体内の毒素排出を促進
- 消炎効果:炎症を抑える
- 利尿作用:むくみの解消に役立つ
- 胃腸トラブル改善:胃腸病、食あたりに効果的
収穫適期
- 5月から6月が最適な収穫時期
- 特に開花直後が最も栄養価が高いとされる
- この時期は葉や茎に栄養がたっぷり含まれている
食べ方・飲み方
ドクダミ茶の作り方
- 基本の作り方:
- ドクダミの葉を収穫して洗浄する
- 日陰でしっかり乾燥させる(乾燥させることで臭いが和らぐ)
- 乾燥または焙煎したものを急須に入れて飲む
- 飲み方の目安:
- 1回10g〜15gを500g〜700gの水で煎じる
- 市販のティーパック(2g〜3g)は1日数回飲むと良い
外用としての利用
- ドクダミ化粧水:
- 乾燥させたドクダミを水で煮出し、冷ました液を化粧水として使用
- 肌トラブルや炎症に効果的
- ドクダミペースト:
- 生のドクダミをミキサーで細かくして、患部に塗る
- 皮膚の炎症や虫刺されに効果的
チンキの作り方

- 生のドクダミ花を瓶の半分、もしくはドライのドクダミを瓶の1/3入れる
- ウォッカを瓶の9分目まで注ぎ、2〜3週間寝かせる
- 外用や少量の内服で利用する
ドクダミのフリマアプリ価格
ドクダミは60サイズの箱いっぱいで1000円前後で売られています。斑入りのドクダミ鉢植えは700円ほどで販売されています。八重咲のドクダミも人気があるようです。
身近な薬草を活用するポイント
- 適切な場所での採取:
- 農薬や排気ガスの影響が少ない場所で収穫する
- 公園や河川敷などの公共の場所では採取許可を確認する
- 適切な時期での収穫:
- それぞれの薬草に最適な収穫時期を守る
- 若い芽や葉は柔らかく、栄養価も高いことが多い
- 正しい保存方法:
- 乾燥させる場合は日陰でしっかり乾かす
- 冷凍保存も効果的な方法
- 適度な活用:
- 薬草は「薬」であることを認識し、過剰摂取を避ける
- 体調や体質に合わせて利用量を調整する
- 専門家への相談:
- 病気治療中や妊娠中は、専門家に相談してから利用する
- アレルギー反応が出た場合はすぐに使用をやめる
身近な植物には素晴らしい薬効があります。正しい知識を持って、安全に自然の恵みを活用しましょう。
クレア家の家庭菜園公開
クレア家の草刈りロジックまとめ

クレア家にはペットもいますし、畑で作物も作っていますのでできるだけ農薬は使いたくないというスタンスです。
除草剤なしでもきれいに草刈りをする方法はたくさんありますし、忙しい方は草刈り専門業者に依頼することも可能です。マンションでは雑草のことを考えることはなかったのですが、戸建てになると自分で草刈りをしないといけない分大変ではありますが、ガーデニングを楽しみながら無理なく少しずつ早めに雑草対策を行うことが秘訣だな~と日々感じています。よかったら上記の方法を試してみてくださいね♪